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バージェス頁岩とは?

ばーじぇすけつがん

バージェス頁岩とは、カナダブリティッシュコロンビア州に存在する約5億年前のカンブリア紀の地層で、軟体部分まで保存された生物化石群で世界的に著名な地質遺産です。

バージェス頁岩(Burgess Shale)は、カナダブリティッシュコロンビア州ヨーホー国立公園内に位置するカンブリア紀中期(約5億800万〜5億500万年前)の頁岩層です。1909年にアメリカの古生物学者チャールズ・ウォルコットによって発見され、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

この地層が世界的に特別とされる理由は、通常では化石として残りにくい生物の軟体部分(触手・腸・神経など)が驚異的な精度で保存されていることです。カンブリア紀の海底に生息していた生物が、酸素の乏しい泥の中に素早く埋没したことで腐敗が防がれ、繊細な構造まで石化したと考えられています。

発見された主な生物には以下のようなものがあります。

  • オパビニア:5つの目と鼻に似た器官を持つ奇妙な動物
  • アノマロカリス:当時の最大級の捕食者
  • ハルキゲニア:棘と足を持つ謎の多い生物
  • マレラ:最も多く発見される節足動物様の生物

バージェス頁岩はカンブリア爆発(多細胞生物の急激な多様化)を理解するための最重要証拠のひとつとされ、現代の動物の体制(ボディプラン)の起源を探る研究に今も貢献しています。スティーブン・ジェイ・グールドの著書でも広く紹介されたことで、一般にも知られるようになりました。

使い方・例文

古生物学の授業でカンブリア爆発を学ぶとき、バージェス頁岩から発見されたアノマロカリスやオパビニアの化石はほぼ必ず登場します。軟体部分まで残る稀少な保存状態が、当時の生物多様性を知る鍵となっています。

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