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ハルキゲニアとは?

はるきげにあ

ハルキゲニアとは、カンブリア紀に生息した奇妙な形をした海洋動物で、棘や脚をもつ謎めいた外見から長年研究者を悩ませてきた古生物です。

ハルキゲニア(Hallucigenia)は、約5億年前のカンブリア紀に生息した海洋動物です。カナダバージェス頁岩中国の澄江動物群から化石発見されておりカンブリア爆発と呼ばれる生命の爆発的多様化の時代を代表する生物の一つです。

体は細長い管状で、背面には1列に並んだ鋭い棘(とげ)、腹面には複数対の細い脚をもっています。全長は約0.5〜3センチメートルと非常に小さい動物でした。その奇妙な外見から発見当初は「悪夢のような生き物(ハルシネーション=幻覚に由来する命名)」として話題となりました。

長らく上下・前後の向きさえわからなかったという解釈の混乱も有名です。当初は棘を脚、脚を背面の触手と誤解して復元されていました。その後の詳細な研究で正しい向きが判明し、さらに頭部と尾部の区別も長年の議論の末に解決されました。

現在ではハルキゲニアは有爪動物(オニコフォラ)に近い系統に位置づけられており、現生のカギムシ類(ペリパトゥスなど)の遠い祖先に近い生物だと考えられています。カンブリア爆発の多様性と動物の体制進化を理解する上で非常に重要な化石です。

使い方・例文

「ハルキゲニアはカンブリア紀の奇妙な動物の代表例として、生命の進化を扱う博物館の展示や教科書に必ずといっていいほど登場します。」

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