イモガイとは?
いもがい
イモガイとは、熱帯・亜熱帯の海に生息する巻貝の一群で、毒針を持ち刺されると重篤な被害をもたらすことで知られる貝類です。
イモガイ(芋貝)は、腹足綱イモガイ科(Conidae)に属する巻貝の総称です。世界に700種以上が知られており、日本近海では沖縄を中心とした南西諸島に多くの種が生息します。名前の由来は貝殻がサツマイモのようなずんぐりとした形をしていることからです。
イモガイ最大の特徴は、コノトキシンと呼ばれる毒素を含む毒針(歯舌が特殊に変化した器官)を持つことです。獲物に毒針を射出して麻痺させて捕食します。コノトキシンは多様な神経作用を持つペプチドの混合物で、魚食性の種が持つ毒は特に強力で、刺された場合に呼吸困難・筋肉麻痺・死亡に至る事例も報告されています。
種による毒の強さの違いがあります。
- アンボイナガイ(Conus geographus):最も危険とされる種の一つで、死亡事例あり
- タガヤサンミナシ:漁師に被害をもたらすことで知られる
- 虫食性・軟体動物食性の種は毒が弱めで人への危険が比較的低い
美しい模様の貝殻を持つものが多く、観賞用・コレクション目的で珍重される一方、磯や浅瀬で素手で拾うことは非常に危険です。医学・薬学の分野ではコノトキシンを慢性疼痛の治療薬の開発に応用する研究も行われています。
使い方・例文
沖縄の海辺で美しい模様の貝を見つけた場面や、海の危険生物の解説記事で「素手で触らないように」と警告される文脈でよく登場します。
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