アンズーとは?
あんずー
アンズーとは、古代メソポタミア神話に登場する嵐と雷を司る巨大な鳥の怪物です。
アンズー(Anzu)は、シュメールおよびアッカドの神話に伝わる半獅子・半鷲の姿をした神話的怪物です。名前は「嵐の鳥」を意味し、強風や雷雨といった気象現象を体現する存在として描かれます。
アンズーにまつわる最も有名な神話が「アンズー叙事詩」です。アンズーは神々の王エンリルに仕えていましたが、その力の源である運命の書板(タブレット・オブ・デスティニー)を盗み出し、宇宙の秩序を脅かします。神々は狼狽し、英雄神ニンギルス(またはニヌルタ)がアンズーを討伐に赴き、激戦の末に書板を取り戻すという物語です。
アンズーの外見は以下のように伝えられています。
- 鷲の翼と爪を持つ巨大な体
- 獅子のような頭部と顔
- 火を噴く口と雷をまとう姿
アンズーの神話は、秩序と混沌の対立、そして英雄による秩序回復というメソポタミア神話の根本的なテーマを体現しています。また、運命の書板というモチーフは世界の支配権を象徴しており、後代の神話や伝説にも影響を与えたと考えられています。
使い方・例文
神話の授業や古代オリエント文明を扱った書籍では、メソポタミアの怪物として「アンズー」が登場し、英雄神との戦いの場面で紹介されます。
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