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叙事詩とは?

じょじし

叙事詩とは、英雄の偉業や民族の歴史を壮大な規模で語る長編の詩で、古代から世界各地に伝わる文学の根幹的ジャンルです。

叙事詩(じょじし、epic poetry)とは、英雄・神話・歴史的事件などを主題として長大なスケールで語る詩の形式であり、文学ジャンルの中でも最も古い部類に属します。個人の感情を詠む抒情詩、人物の会話と行動を描く劇詩と並んで、詩の三大ジャンルのひとつとされています。

叙事詩の主な特徴には次のものがあります。

  • 英雄の活躍:超人的な力を持つ英雄が冒険・戦い・旅を通じて試練を乗り越える
  • 神や超自然の介入:神々が人間の運命に直接関与する場面が多い
  • 長大な構成:数千から数万行に及ぶ長詩であることが多い
  • 崇高な文体:格調高い言語と比喩・繰り返し表現が用いられる
  • 民族・文化の記憶:共同体のアイデンティティや価値観を伝承する機能を持つ

世界の代表的な叙事詩には、古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』、古代ギリシアのホメロスによる『イリアス』と『オデュッセイア』、古代インドの『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』、ローマのウェルギリウスによる『アエネーイス』、フィンランドの『カレワラ』などがあります。日本では平家物語や源平の軍記物が叙事詩的性格を持つとされることがあります。

叙事詩は口承文芸として各地で生まれ、後に文字で記録されました。現代ではSF・ファンタジーの大河小説や映画にも叙事詩の構造が受け継がれています。

使い方・例文

「ホメロスの『イリアス』はトロイア戦争を題材にした叙事詩の最高峰として、西洋文学の原点とされている」のように文学・古典の話題で使われます。

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