抒情詩とは?
じょじょうし
抒情詩とは、作者の個人的な感情・心情・内面を直接的に表現した詩の形式で、叙事詩や劇詩と並ぶ詩の三大区分の一つです。
抒情詩(じょじょうし、英語: lyric poetry)とは、詩のジャンルの一つで、作者(または語り手)の主観的な感情・思索・情緒を中心に表現した詩を指します。「叙情詩」とも表記されます。物語の展開を中心とする叙事詩(エピック)や、登場人物の対話で展開する劇詩と区別されます。
語源と歴史として、「lyric」は古代ギリシャの竪琴「リラ(lyra)」に由来し、もともと楽器の伴奏とともに歌われた詩でした。古代ギリシャのサッポーやアナクレオンが抒情詩の先駆者とされ、以降ヨーロッパ文学全体で重要な地位を占めます。日本では和歌・短歌・俳句が抒情詩の伝統として発達し、近代以降は西洋詩の影響を受けた自由詩も盛んになりました。
主な特徴は次のとおりです。
- 「私」(一人称)の視点から感情を直接語ることが多い
- 音楽性・リズム・韻律を重視する
- 凝縮した言語表現で豊かな情感を伝える
- 恋愛・自然・悲嘆・喜びなど普遍的テーマを扱う
代表的な詩人として、日本では萩原朔太郎・北原白秋・室生犀星、西洋ではキーツ・シェリー・ゲーテなどが挙げられます。現代においても歌詞・ポエトリーリーディングなど多様な形式で抒情詩の伝統は生き続けています。
使い方・例文
島崎藤村の「初恋」や萩原朔太郎の「竹」のような、作者の内面や感情を言葉のリズムとともに表現した詩が抒情詩の典型例です。学校教科書でも多く取り上げられます。
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