事件とは?
じけん
事件とは、社会的に注目を集める出来事や、法律上で犯罪・争いとして取り扱われる事柄の総称です。
「事件」という語は、日常語と法律用語でやや異なる意味を持ちます。日常的な意味では、社会に衝撃や影響を与えた重大な出来事・事故・犯罪などを広く指します。「大きな事件が起きた」「歴史的事件」などの使い方がこれにあたります。
法律・司法の文脈では、裁判所や捜査機関が取り扱う具体的な案件を指します。刑事訴訟では警察・検察が捜査・起訴した犯罪案件を「刑事事件」と呼び、殺人・窃盗・詐欺など刑罰法規に違反する行為が対象となります。一方、民事訴訟では個人や法人間の権利・義務に関する争いを「民事事件」と呼びます。
法律分野における事件の主な区分は以下の通りです。
- 刑事事件——国家が刑罰権を行使する犯罪案件(殺人・傷害・詐欺・窃盗など)
- 民事事件——私人間の紛争(貸金返還・離婚・相続・不法行為損害賠償など)
- 行政事件——行政機関の処分や不作為に対する争い(取消訴訟など)
- 家事事件——家庭裁判所が扱う親族・相続に関する事件
報道では「○○事件」という形で社会的関心を集めた事柄に固有名詞がつけられることが多く、「事件」という語が歴史的記録・社会的記憶の単位として機能することもあります。捜査・裁判・判決を経て処理される法的プロセス全体を含む概念として、法律・ニュース・歴史の各分野で幅広く使われています。
使い方・例文
「その事件は裁判で無罪判決が出た」というように刑事裁判の報道で使われるほか、「あの歴史的事件が転換点になった」と歴史の授業や解説でも登場します。
この用語をシェア
最終更新: