アルファベット起源とは?
あるふぁべっとのきげん
アルファベットの起源とは、現在世界中で使われるアルファベット文字体系がどのように誕生し発展したかを指し、古代セム系文字に遡るとされています。
アルファベットの起源は、紀元前2千年紀に古代のシナイ半島やカナンの地(現在のイスラエル・パレスチナ周辺)で使われた原カナン文字(プロト・カナン文字)にあると考えられています。この文字はエジプトの象形文字(ヒエログリフ)の影響を受けながらも、それぞれの記号を1つの子音音素に対応させるという画期的な仕組みを採用しました。
その後、フェニキア人によって整理・普及したフェニキア文字(紀元前1000年頃)が広く地中海世界に伝わりました。フェニキア文字は22の子音字のみで構成されていました(母音は表記しない)。
フェニキア文字はさらに二方向に発展しました。
- 西方向:ギリシャ人が母音を加えてギリシャ文字を作り、それがエトルリア文字を経てラテン文字(ローマ字)へ発展。現在のアルファベットの直接の祖先。
- 東方向:アラム文字・ヘブライ文字・アラビア文字などセム系文字が派生。
日本語で「アルファベット」と呼ぶのは主にラテン文字(A〜Z)を指しますが、広義にはギリシャ文字・キリル文字なども同一系統の文字です。一つの文字体系が時代と地域を超えて変化し続けてきた歴史は、人類の文明交流を物語っています。
使い方・例文
英語の「A」はフェニキア文字の「アレフ(牛の頭を意味する記号)」が起源とされており、文字の形が牛の頭をかたどっていたとも言われています。
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