アメンボとは?
あめんぼ
アメンボとは、水面の表面張力を利用して水の上を歩くことができる昆虫で、細長い脚と軽い体が特徴です。
アメンボは、カメムシ目アメンボ科に属する昆虫の総称です。池や川・水田などの止水・流水の水面上で生活し、水面を滑るように移動することでよく知られています。
アメンボが水に沈まずに水面を移動できる理由は、表面張力にあります。水分子どうしが互いに引き合う力(表面張力)によって水面に膜のような状態が生まれており、アメンボは脚の先に生えた細かい毛と、脚の表面に塗られた油性の物質によってこの膜を破らずに立っていられます。
「アメンボ」という名前の由来には諸説ありますが、体から甘い匂いがするという説が広く知られています。「飴(あめ)の棒(ぼう)」に見立てた説もあります。
アメンボの生態についての主な特徴は以下のとおりです。
- 肉食性で、水面に落ちた小さな虫などを捕まえて体液を吸う
- 前脚で獲物を捕え、中脚・後脚でバランスと推進力を調整する
- 日本には複数の種が生息しており、大きさや生息環境が異なる
- 成虫になると翅(はね)を持つものもいる
アメンボは水質の指標生物とも言われ、きれいな環境の水辺に多く生息します。水田の害虫駆除に役立てられる側面もあり、農業生態系において一定の役割を果たしています。
使い方・例文
夏に池や水田の水面をスーッと滑るように移動している細長い足の虫を見かけたとき、それがアメンボです。
この用語をシェア
最終更新: