アメフラシとは?
あめふらし
アメフラシとは、日本の沿岸に生息する軟体動物の一種で、紫色の液体を出すことで知られる大型の海産巻貝の仲間です。
アメフラシ(雨降らし、Aplysia kurodai など)は軟体動物門腹足綱後鰓類に属する動物です。タコやナメクジの仲間にあたる貝の仲間ですが、殻はほぼ退化して体内に薄い痕跡が残るのみです。日本の太平洋沿岸・日本海沿岸の潮間帯から浅海域に広く生息しています。
成体の体長は20〜30センチメートル程度になることもある大型種で、体色は褐色・緑褐色など海藻に似た色合いをしています。体の背面には大きなひだ状の「傍足(ぼうそく)」があり、これを羽ばたかせるように動かして泳ぐことができます。
アメフラシが外敵に刺激されると、体から紫色(赤紫色)の液体を分泌します。これはオパリンと呼ばれる物質で、外敵の感覚を麻痺させる防御物質とされています。この液体が雨のように周囲に広がる様子から「アメフラシ」の名がついたという説があります。
食性は植物食で、海藻類を主に食べます。地域によっては食用にされることもあり、日本でも一部の地方で「ウミナメクジ」と呼んで食べる文化があります。また生物学・神経科学研究のモデル生物として重要で、ノーベル賞研究にも貢献しました。
使い方・例文
磯遊びの際に潮だまりでアメフラシを見つけることがあります。触れると紫色の液体を出しますが、毒性はほとんどなく人体には無害です。
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