ナメクジとは?
なめくじ
ナメクジとは、殻を持たない陸生の軟体動物で、ジメジメした環境を好み、農作物に被害をもたらすことでも知られる生き物です。
ナメクジは腹足綱(巻貝の仲間)に属する陸生軟体動物で、進化の過程で殻を退化・消失させたグループの総称です。日本には在来種と外来種を合わせて数十種が生息しており、家庭の庭や農地でよく見かけるチャコウラナメクジは欧州起源の外来種です。
体は細長く柔らかく、体長は種によって数センチから10センチ以上になります。体表は粘液で覆われており、この粘液が乾燥を防ぎ、移動を助ける役割を果たします。粘液に触れると塩をかけると縮むことが知られていますが、これは浸透圧によって体内の水分が失われるためです。
夜行性で湿度の高い環境を好み、日中は石の裏や落ち葉の下に隠れています。食性は雑食性ですが、植物の葉・茎・花・果実などを好んで食べるため、
- レタス・キャベツなどの葉野菜
- イチゴ・トマトなどの果菜類
- 花壇の花や苗
といった農作物や園芸植物への被害が問題になります。防除には誘殺剤(メタアルデヒド系)や銅テープによる物理的バリアが使われます。
カタツムリとナメクジは近縁ですが、カタツムリは炭酸カルシウムの殻を持ち乾燥にも比較的強いのに対し、ナメクジは殻がない分体全体で水分管理を行うため、乾燥した環境には弱い傾向があります。
使い方・例文
「雨上がりの翌朝、庭の白菜の葉にナメクジがついていた」のように、梅雨時や雨後の農作業・園芸の場面でよく登場します。「ナメクジに塩」ということわざとともに、苦手な相手や状況の比喩としても使われます。
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