アナバスとは?
あなばす
アナバスとは、補助呼吸器官を持ち空気呼吸が可能な熱帯淡水魚で、水上を移動できることで知られる魚の仲間です。
アナバス(Anabas)とは、スズキ目キノボリウオ科に属する淡水魚の一属です。最もよく知られる種は「クライミングパーチ(Anabas testudineus)」で、東南アジアから南アジアにかけての河川・湖沼・水田などに広く分布しています。
アナバスの最大の特徴は「ラビリンス器官」と呼ばれる補助呼吸器官を持つことです。この器官によって大気中の酸素を直接取り込めるため、水中の溶存酸素が少ない環境でも生存できます。アナバスが属するキノボリウオ科(ラビリンスフィッシュ)全般に見られる特徴で、ベタやグラミーも同じグループに属します。
「クライミングパーチ」という通称が示すように、アナバスはエラ蓋のとげと胸ビレを使って陸上を這い、木に登るとも伝えられています。実際には木を登るよりも陸上を移動して別の水域へ向かう行動が主であり、これにより干上がった水辺でも新たな生息地を求めて移動することができます。
食用魚としても重要で、東南アジアでは市場に多く流通しています。観賞魚としての人気は高くありませんが、その独特の生態から研究対象として注目されることもあります。
使い方・例文
乾季に池が干上がっても、アナバスは陸上を移動して別の水辺にたどり着くことができ、この生存戦略が「クライミングパーチ」という名前の由来にもなっています。
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