アデノイド肥大とは?
あでのいどひだい
鼻の奥にあるリンパ組織(アデノイド)が過剰に大きくなり、鼻づまりや睡眠障害を引き起こす状態のことです。
アデノイド肥大(adenoid hypertrophy)とは、鼻腔の奥・咽頭(のど)の上部にある咽頭扁桃(アデノイド)というリンパ組織が過剰に肥大した状態のことです。アデノイドは免疫機能を担うリンパ組織の一つで、幼児期から学童期に最も発達し、思春期以降は自然に縮小していく傾向があります。
アデノイドが過剰に大きくなると、鼻の奥の気道をふさぐため以下のような症状が現れます。
- 慢性的な鼻づまり・口呼吸
- いびき・睡眠時無呼吸
- 夜間の睡眠が浅く、昼間の眠気・集中力低下
- 滲出性中耳炎(アデノイドが耳管の開口部を圧迫するため)
- 発音の変化(鼻声になる)
長期にわたる口呼吸によって顔貌(顔の骨格)に影響が出ることがあり、「アデノイド顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つき(開口・歯列不正・長顔など)が生じることもあります。
診断は鼻咽腔ファイバースコープやX線検査で行います。軽症には薬物療法(点鼻ステロイドなど)が用いられますが、症状が強い場合にはアデノイド切除術が選択されます。扁桃肥大を伴うことが多く、口蓋扁桃摘出術と同時に行われることもあります。
使い方・例文
幼稚園・小学校低学年の子どもが常に口を開けて呼吸しており、夜のいびきがひどいと小児科や耳鼻科を受診した際に、アデノイド肥大と診断される場面でよく登場します。
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