アイスシェルフとは?
あいすしぇるふ
アイスシェルフとは、南極や北極の沿岸に接して海面上に浮かぶ厚い氷の棚で、陸上の氷河・氷床が海へとせり出して形成される巨大な氷の板です。
アイスシェルフ(ice shelf)とは、極地の海岸線から海上に張り出して浮かぶ、分厚い氷の板状地形のことです。陸上の氷河や氷床がゆっくりと流れ、海に達してそのまま浮かんだ状態を保つことで形成されます。下面は海水と接しており、上面は大気にさらされています。
アイスシェルフは陸上の氷と海洋の氷(海氷)の中間的な存在です。海氷が海水の凍結で生まれるのに対し、アイスシェルフは陸上の降雪が積み重なって圧縮された氷(陸氷)が由来です。厚さは数百メートルから1,000メートル以上に達するものもあります。
アイスシェルフの重要な役割として次のことが挙げられます。
- 陸上の氷床・氷河が海へ流れ出すのを食い止める「栓」の役割を果たす
- 消失すると背後の陸上氷河の流動が加速し、海面上昇につながる
- 海洋の温度・塩分循環に影響を与える
気候変動の影響でアイスシェルフの崩壊が相次いでいます。南極のラーセンB棚氷は2002年に大部分が崩壊し、科学的な警告として広く知られています。南極大陸に多くのアイスシェルフが存在しており、ロス棚氷はフランスとほぼ同じ面積をもつ世界最大級のアイスシェルフです。海面上昇と気候変動を語る上で欠かせないキーワードの一つです。
使い方・例文
南極のロス棚氷はアイスシェルフの代表例で、探検隊の基地が置かれるほど巨大な氷の台地です。地球温暖化のニュースでアイスシェルフの崩壊が報じられると、その背後にある氷床の安定性や海面上昇への影響が議論されます。
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