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やまじ風とは?

やまじかぜ

やまじ風とは、愛媛県の四国中央市周辺で吹く局地的な強風で、山地から吹き下りる乾燥した南風の一種です。

やまじ風とは、愛媛県の四国中央市(旧・川之江市・伊予三島市周辺)を中心発生する局地的な強風で、主に春から初夏にかけて南側の山地から吹き降りてくる乾いた風です。気象学的にはフェーン現象の一種に分類され、山を越えた風が断熱圧縮によって気温を上昇させながら乾燥した状態で吹き降ろしてきます。

やまじ風の特徴は以下のとおりです。

  • 発生しやすい時期は春(3〜5月)で、低気圧が四国南方を通過する際に起こりやすい
  • 最大瞬間風速が30メートルを超えることもあり、強風による被害をもたらす
  • 気温が急上昇し、湿度が急激に低下するため、火災の危険が高まる
  • 吹く方向は南〜南西が多く、四国山地を越えて瀬戸内側へ流れ込む

歴史的にも「やまじ」は地元住民にとって恐れられてきた風で、古くから記録に残る気象現象です。瀬戸内海沿岸の紙産業が盛んな地域においては、強風と乾燥による火災リスクが特に懸念されてきました。気象庁の統計でも観測値として記録されており、局地気象の研究対象としても注目されています。

「やまじ風」の名称は地元の方言に由来し、「山路から吹いてくる風」という意味合いを持つとされています。

使い方・例文

春に愛媛県四国中央市周辺で南からの強い乾燥した風が突然吹いたとき、地元の人々は「やまじ風が来た」と言って火の元に注意します。

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