しょっつるとは?
しょっつる
しょっつるとは、秋田県の伝統的な魚醤で、ハタハタを主原料に長期熟成させた濃厚な旨みを持つ調味料です。
しょっつるは、秋田県を代表する伝統的な魚醤(魚を塩漬けにして発酵・熟成させた液体調味料)です。主に秋田県沿岸で多く水揚げされるハタハタ(鰰)を食塩とともに仕込み、長期間発酵・熟成させて作られます。名前は秋田の方言で「塩汁(しょっつる)」を意味し、文字通り塩と魚から生まれた汁を指します。
製造には数か月から場合によっては1年以上の熟成期間が必要で、その過程でタンパク質がアミノ酸に分解され、独特の深い旨みと芳醇な香りが生まれます。色は淡い琥珀色から濃い褐色まであり、塩分濃度が高いため少量でも強い風味を発揮します。
代表的な郷土料理として「しょっつる鍋(しょっつる汁)」があります。豆腐やネギ、ハタハタなどの具材をしょっつるで味付けしたこの鍋料理は、秋田の冬の味覚として親しまれています。またナンプラー(タイ)やヌクマム(ベトナム)と同様に、炒め物や和え物の隠し味としても幅広く活用できます。
近年、旨み成分(グルタミン酸)が豊富な発酵調味料として注目が高まり、イタリアンや中華など和食以外の料理に応用する料理人も増えています。日本三大魚醤(しょっつる・いしる・いかなご醤油)の一つに数えられる、日本の発酵食文化を代表する調味料です。
使い方・例文
「しょっつる鍋は、ハタハタや豆腐をしょっつるで仕立てた秋田県の郷土鍋料理で、魚醤ならではの深い旨みが特徴です」のように、秋田の発酵調味料・郷土料理の文脈で登場します。
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