かじき座とは?
かじきざ
かじき座とは、南天にある星座で、大型の海の魚であるカジキをモチーフにした88星座のひとつです。
かじき座(旗魚座、Dorado)は、南天に位置する星座です。16世紀末にオランダの航海士ペトルス・プランキウスらによって設定され、南半球の航海中に観測された魚をモチーフにしたとされています。「ドラード」という名称はスペイン語・ポルトガル語でシイラ(あるいは金色の魚)を意味するともいわれますが、日本語では「かじき座」と呼ばれています。
かじき座は天文学的に非常に重要な星座です。最大の理由は、大マゼラン雲(Large Magellanic Cloud)の大部分がこの星座の領域に含まれているからです。大マゼラン雲は天の川銀河の伴銀河のひとつで、距離はおよそ16万光年。南半球では肉眼でもはっきり確認できる淡い雲状の天体であり、天文学の重要な研究対象です。
また、かじき座にはタランチュラ星雲(30ドラドゥス)という巨大な散光星雲が含まれており、これは銀河系内で確認されているものと比較しても屈指の大規模な星形成領域です。かじき座α星は視等級3.3等程度で、それほど明るくはありませんが、大マゼラン雲の存在によって星座全体が高い知名度を持ちます。
日本からは南の地平線付近でかろうじて見える程度で、本格的な観測には南半球への遠征が必要です。
使い方・例文
南半球の星空ガイドや天文解説書で「大マゼラン雲はかじき座にある」として紹介されます。
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