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VLBIとは?

ぶいえるびーあい

VLBIとは、地球上の遠く離れた複数電波望遠鏡を仮想的に一体化させ、巨大な単一望遠鏡と同等の分解能を実現する電波天文学の観測技術です。

VLBI(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉法)は、数千キロメートルから地球直径規模まで離れた複数電波望遠鏡同期させ、それぞれが受信した電波信号を後から合成することで、単一の巨大望遠鏡に匹敵する角分解能を得る技術です。

通常の電波望遠鏡は、そのアンテナの物理的な直径によって分解能が決まります。しかしVLBIでは、異なる場所にある望遠鏡が同じ天体から届く電波を正確な時刻とともに記録し、そのデータをスーパーコンピューターで相関処理することで、望遠鏡間の距離(基線長)に相当する口径を持つ仮想的な望遠鏡を実現します。

VLBIの主な特徴と応用は次の通りです。

  • 現在の天文観測技術の中で最高クラスの角分解能を達成できる
  • 活動銀河核やクェーサーなど遠方天体の精密構造を解像できる
  • 地球の自転・極移動・プレート運動の精密測定(測地VLBI)にも使われる
  • 2019年にブラックホールシャドウの初撮影に成功した「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」はVLBIの応用

地球規模の基線を用いたVLBIは、ミリ秒角以下という超高精度の角分解能を実現します。宇宙探査機の軌道決定や測地学にも貢献しており、天文学と地球科学の両分野にとって不可欠な手法となっています。

使い方・例文

2019年にブラックホールの「影」が世界で初めて画像化された際、地球上の複数の電波望遠鏡を連携させたVLBIの技術が使われたと広く報道されました。「地球サイズの望遠鏡」という表現で紹介されることもあります。

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