NGC 1277とは?
えぬじーしーいちにーなななな
NGC 1277とは、ペルセウス座銀河団に属する比較的小さな銀河で、中心に異常に巨大なブラックホールを持つことで知られます。
NGC 1277は、ペルセウス座銀河団に属する楕円銀河(レンズ状銀河)で、地球からの距離は約2億2000万光年です。銀河自体はそれほど大きくありませんが、中心に存在すると考えられる超大質量ブラックホールの質量が銀河の大きさに対して突出して大きいという点で、天文学的に注目を集めています。
2012年に発表された研究では、NGC 1277の中心ブラックホールの質量が太陽の約170億倍と推定され、これは銀河全体の星の総質量の約14〜59%にも相当するとされました(一般的な銀河では0.1%程度)。この発見は、ブラックホールと宿主銀河の共進化モデルに再考を迫るものとして大きな議論を呼びました。
NGC 1277の科学的な注目点は以下のとおりです。
- 銀河に対して異常に大きいブラックホールの質量比
- 新星形成がほとんど見られない「死んだ銀河」の性質を持つ
- 古い赤い星のみで構成されており、宇宙初期に形成された可能性がある
- ブラックホールの質量をめぐっては研究者間で議論が続いており、推定値に幅がある
NGC 1277は、超大質量ブラックホールと銀河の成長の関係を探る上で重要な「異常例」として、現在も観測・研究が続けられています。
使い方・例文
天文学の文献では、宿主銀河に対して巨大すぎるブラックホールの例として引用され、銀河とブラックホールが一緒に育つという「共進化」の理論に疑問を投げかける事例として登場します。
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