HR図とは?
えいちあーるず
HR図とは、恒星の明るさと表面温度(またはスペクトル型)の関係を示した散布図で、恒星の進化を理解するための基本ツールです。
HR図(ヘルツシュプルング・ラッセル図)とは、デンマークの天文学者エイナー・ヘルツシュプルングとアメリカの天文学者ヘンリー・ノリス・ラッセルが20世紀初頭に独立して考案した、恒星の性質を視覚的に整理するための図です。縦軸に恒星の光度(絶対等級)、横軸に表面温度またはスペクトル型を取り、多数の恒星をプロットすると、特徴的なパターンが現れます。
HR図上で恒星は主にいくつかのグループに集中します。
- 主系列星:左上から右下にかけて帯状に並ぶグループで、太陽もここに含まれる。水素をエネルギー源として燃やしている「現役」の恒星
- 赤色巨星・超巨星:右上に位置する、低温で大きく明るい恒星
- 白色矮星:左下に位置する、高温だが小さく暗い恒星
恒星はその質量に応じてHR図上の異なる場所に誕生し、年齢を重ねるにつれて図の中を移動します。この軌跡を「進化経路」と呼び、HR図は恒星の一生を追う上で欠かせないツールです。
天文学の入門から専門的な研究まで幅広く使われており、恒星の分類・年齢推定・星団の研究など多くの場面で活用されています。恒星物理学の基礎を学ぶ際に最初に触れる重要な概念の一つです。
使い方・例文
「天文学の教科書でHR図を見ると、太陽が主系列星の中央付近に位置することが一目でわかります。」
この用語をシェア
最終更新: