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絶対等級とは?

ぜったいとうきゅう

絶対等級とは、天体を一定の基準距離(10パーセク)に置いたと仮定したときの明るさを表す等級のことです。

絶対等級(Absolute Magnitude)は、天体の本来の明るさ(光度)を比較するための指標です。実際に地球から見た明るさである「見かけの等級」は天体までの距離によって変わりますが、絶対等級は全ての天体を一律10パーセク(約32.6光年)の距離に置いたと仮定したときの明るさで定義されます。これにより、異なる距離にある天体同士の真の明るさを直接比べることができます。

等級の数値が小さいほど明るく、1等級の差はおよそ2.5倍の明るさの違いに相当します。例えば太陽の絶対等級は約+4.8等であり、宇宙規模では平均的な恒星といえます。一方、超巨星の中には絶対等級がマイナス8〜マイナス9等に達するものもあり、太陽の数百万倍以上の光度を持ちます。

絶対等級と見かけの等級の差(距離指数)から天体までの距離を計算することができ、天文学における距離測定の重要な手段となっています。

  • 太陽の絶対等級:約+4.8
  • シリウス(全天で最も明るい星)の絶対等級:約+1.4
  • デネブ(はくちょう座)の絶対等級:約−8.4(超高光度巨星)

絶対等級は恒星の進化段階や種類を分類するHR図(ヘルツシュプルング・ラッセル図)の縦軸としても用いられており、天体物理学の基礎的な概念です。

使い方・例文

「同じ明るさに見える2つの星でも、遠方にある星の方が絶対等級は高く(より明るい星)ということがあるため、絶対等級で比べることが重要になる。」

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