鼻孔とは?
びこう
鼻孔とは、鼻の先端にある空気の出入り口となる穴のことで、呼吸・嗅覚・空気の加湿・加温などに関わる重要な器官です。
鼻孔(びこう)とは、鼻の先端に左右一対ある開口部(穴)のことです。外鼻孔とも呼ばれ、空気が鼻腔(びくう)へ出入りする入り口にあたります。解剖学的には左右の鼻孔は鼻中隔(びちゅうかく)という軟骨・骨の仕切りで隔てられており、それぞれ独立した通路につながっています。
鼻孔には呼吸における重要な機能があります。
- 空気の加湿・加温:吸い込んだ空気を粘膜で湿らせ、体温に近い温度に調整してから肺に送る
- 異物のフィルタリング:鼻毛や粘膜がほこり・花粉・細菌などの侵入を防ぐ
- 嗅覚の入り口:においの分子を含む空気が嗅細胞に届くことで嗅覚が機能する
通常、人間は左右どちらかの鼻孔を優先して使う「ネーザルサイクル」と呼ばれる現象があり、数時間ごとに主に使う側が切り替わります。これは自律神経によって調節されている生理現象です。
動物によって鼻孔の位置や形は大きく異なります。クジラやイルカは頭頂部に噴気孔(鼻孔が変化したもの)を持ち、ゾウは鼻孔が長い鼻と一体化しています。医学・解剖学の分野では「外鼻孔」「後鼻孔(内鼻孔)」と区別することもあります。
使い方・例文
花粉症の季節に「鼻孔が詰まって息苦しい」と表現することがあります。医療の問診や解剖学の教科書で正式な解剖学用語として登場します。
この用語をシェア
最終更新: