黒檀とは?
こくたん
黒檀とは、真っ黒または暗褐色の非常に硬い高級木材で、カキノキ科の熱帯性樹木から採れ、楽器や工芸品に珍重される銘木です。
黒檀(こくたん)は、カキノキ科カキノキ属(Diospyros)に属する熱帯性常緑樹の心材(木の中心部)から得られる木材です。英語では「ebony(エボニー)」と呼ばれます。主な産地はアフリカ(カメルーン・ナイジェリアなど)、スリランカ、インドネシア、インドなどの熱帯地域です。
黒檀の際立った特徴は、心材部分がほぼ真っ黒になることです。これは樹木が成長する過程で心材に蓄積される抽出成分(フェノール系化合物など)によるもので、辺材(外側の部分)は白色です。
- 非常に硬く比重が高い(水に沈む)
- 摩耗・衝撃に強く、耐久性が抜群
- 磨くと深みのある光沢が出る
- 加工が難しく、刃物をすぐ傷める
その美しさと硬度から、古くから高級楽器(バイオリン・ギター・クラリネットの部品)、将棋の駒、印鑑、仏壇、箸、伝統工芸品などに使われてきました。希少性が高く価格も非常に高価です。
現在、黒檀の多くの種がワシントン条約(CITES)の規制対象となっており、貿易には厳しい制限が課されています。持続可能な供給の観点から、代替材の研究・普及も進んでいます。
使い方・例文
バイオリンやギターの指板・糸巻き部分、高級な将棋の駒、印鑑の素材として登場することが多い木材です。仏壇の飾り部材や骨とう品の細工物にも使われています。
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