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黄砂とは?

こうさ

黄砂とは、中国内陸部の砂漠や乾燥地帯で巻き上げられた砂塵が、偏西風に乗って日本や東アジアに飛来する自然現象です。

黄砂(こうさ)とは、中国モンゴル砂漠地帯・乾燥した草原から強風によって巻き上げられた大量の砂やちりが、上空の偏西風に乗って数千キロメートルを超えて飛来する現象のことです。日本では主に春(3〜5月)に観測されることが多く、空が黄色味がかり、視界が悪化し、車や洗濯物が汚れる原因となります。

黄砂の発生源は、タクラマカン砂漠・ゴビ砂漠・黄土高原などです。これらの地域では冬から春にかけて植物が少なく、乾燥した砂が飛びやすい状態になります。発生した砂塵は高度数千メートルまで持ち上げられ、偏西風に乗って日本・韓国・日本海沿岸など東アジア全域に広がります。ひどい年にはさらに遠くのアメリカ大陸まで到達することもあります。

黄砂の影響は多方面に及びます。

  • 健康被害:ぜんそくや花粉症の悪化、目・のどへの刺激
  • 交通障害:視程悪化による航空便の欠航・道路の視界不良
  • 農業・産業被害:農作物への付着や太陽光発電パネルの発電効率低下
  • 生態系への影響:ミネラルを含む砂が海洋プランクトンの栄養源になるという一面もある

近年、中国の砂漠化の進行や気候変動の影響で黄砂の量や飛来頻度が変化しているとも指摘されており、日中両国が共同で観測・研究を進めています。気象庁は黄砂観測情報を毎年発表し、健康被害への注意喚起を行っています。

使い方・例文

春先に洗車したばかりの車が翌日砂埃で覆われていたり、空が霞んで遠くの山が見えにくくなったりする日に、「今日は黄砂がひどい」と使われます。

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