魚病とは?
ぎょびょう
魚病とは、養殖魚や天然魚が細菌・ウイルス・寄生虫・環境ストレスなどを原因として罹患する病気の総称で、養殖業において経済的な損失をもたらす重要課題です。
魚病(ぎょびょう)とは、魚類に発生するさまざまな疾患の総称です。養殖の集約化・高密度飼育が進む現代では、病気の発生と蔓延が養殖業に深刻な経済的打撃を与えるリスクがあるため、予防・診断・治療の技術が重視されています。
魚病の主な原因は以下のように分類されます。
- 細菌性疾患:連鎖球菌症・ビブリオ病・エドワジエラ症など。高水温期に発生しやすく、赤斑・潰瘍・眼球突出などの症状が見られる
- ウイルス性疾患:ウイルス性出血性敗血症(VHS)・コイヘルペスウイルス病(KHV)・イリドウイルス病など。現在治療薬がなく、感染拡大防止が優先される
- 寄生虫性疾患:白点病(Ichthyophthirius)・ハダムシ(単生類)・ベネデニア症など。鰓や体表に付着して魚を弱らせる
- 真菌性疾患:水カビ病(Saprolegnia)など。傷口から感染しやすい
- 非感染性疾患:水温・溶存酸素・pH などの環境ストレス、栄養不足、過密飼育によるもの
防除には、ワクチン接種(細菌性疾患に有効)、抗菌薬の適正使用、駆虫剤の使用のほか、水質管理・飼育密度の適正化・検疫などの予防的管理が組み合わされます。日本では水産用医薬品の使用は法律で規制されており、適正使用と残留基準の遵守が求められます。
使い方・例文
ブリ養殖ではビブリオ病や連鎖球菌症が夏場に多発しやすく、ワクチン接種や水温管理が対策の中心となります。コイ養殖ではコイヘルペスウイルス病が法定伝染病に指定されており、感染が確認されると移動制限などの措置がとられます。
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