非常階段とは?
ひじょうかいだん
非常階段とは、火災や地震などの緊急時に建物から安全に避難するために設けられた専用の階段のことです。
非常階段(ひじょうかいだん)とは、建物で火災・地震・停電などの非常事態が発生した際に、エレベーターを使わず安全に脱出できるよう設置された専用の階段です。建築基準法や消防法で設置基準が定められており、一定規模以上の建物では義務付けられています。
非常階段の主な種類と特徴は以下のとおりです。
- 屋外非常階段:建物の外壁に沿って設置された鉄製の階段。安価で排煙の心配がない反面、天候の影響を受ける
- 屋内非常階段(特別避難階段):防火扉と排煙設備を備えた耐火構造の階段室で、煙が侵入しにくい設計
- 避難階段:特別避難階段より基準が緩やかで、一般的な中規模ビルに多く見られる
建築基準法では、高さ31メートル(おおむね10階建て相当)を超える建物には「特別避難階段」の設置が義務付けられています。特別避難階段には、付室(バルコニー等)を介して煙の侵入を防ぐ「排煙設備」や「防火扉」の設置が必要です。
非常階段は普段から定期的な点検・清掃が求められ、避難の妨げになる物品を放置することは法令で禁止されています。また、避難訓練で実際のルートを事前に確認しておくことが緊急時の迅速な避難につながります。
使い方・例文
高層マンションやオフィスビルでは、廊下の端に防火扉で仕切られた非常階段が設置されており、エレベーターが使用できない火災時には住民・従業員がここを通って地上へ避難します。映画やドラマでは、追跡シーンの舞台として非常階段が登場することもあります。
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