青潮とは?
あおしお
青潮とは、海底の貧酸素水塊が湧昇して海面を青白く変色させる現象で、魚介類に大きな被害をもたらします。
青潮(あおしお)は、主に内湾や閉鎖的な海域において夏から秋にかけて発生する海洋現象です。有機物が豊富な海底付近では酸素が消費され、硫化水素を含む貧酸素水塊(ヘドロ層からの還元水)が形成されます。
強風などの気象変化によって海水が混合されると、この青白い貧酸素水が海面近くに湧き上がります。水中に溶けた硫黄化合物が光を散乱させることで、海面が乳白色から青緑色に変色して見えるため「青潮」と呼ばれます。
青潮が発生すると以下のような環境被害が生じます。
- 溶存酸素の急激な低下による魚介類の大量死
- アサリ・カキなどの底生生物への壊滅的ダメージ
- 水産業・漁業への経済的損失
- 悪臭の発生
東京湾や大阪湾など都市近郊の内湾で毎年報告されており、富栄養化(窒素・リンの過剰流入)が根本的な原因とされています。青潮の予防には排水規制や海底環境の改善が必要で、環境省や自治体が発生予測情報を定期的に発表しています。
使い方・例文
東京湾では夏に漁師が「青潮が来た」と話す場面が多く、青白く変色した海面を目にするとアサリ漁の壊滅を覚悟することもあります。
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