還元とは?
かんげん
還元とは、化学反応において物質が電子を受け取ったり酸素を失ったりすること、または日常的に「もとの状態に戻すこと」を指す言葉です。
「還元」は主に化学用語として使われますが、日常語としての意味も持つ言葉です。化学における還元とは、ある物質が電子を受け取る反応のことを指します。これは必ず酸化(電子を失う反応)と対になって起こり、酸化・還元は常にセットで進行します(酸化還元反応)。
還元のわかりやすい定義をまとめると次のようになります。
身近な還元の例としては、鉄の製錬があります。鉄鉱石(酸化鉄)をコークス(炭素)とともに高温で加熱すると、炭素が酸素を奪って酸化炭素になり、酸化鉄は酸素を失って純粋な鉄に還元されます。また、光合成において二酸化炭素が有機物(糖)に変換される過程でも還元が起きています。電池の放電反応や電気分解も酸化還元反応の応用です。
日常語としての「還元」は「もとに戻す」「返す」という意味で使われます。「社会への還元」「利益を消費者に還元する」など、得たものを広く戻す・分配するという意味でよく使われます。この場合は化学的な意味とは異なる文脈です。
使い方・例文
鉄鉱石から鉄を取り出す製鉄の工程では、酸化鉄が炭素によって還元されて純粋な鉄が得られます。また「売上の一部をポイントで消費者に還元する」のように日常語としても使われます。
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