湧昇流とは?
ゆうしょうりゅう
湧昇流とは、深海の冷たく栄養豊富な海水が海面付近に湧き上がる現象で、豊かな漁場を形成することで知られています。
湧昇流(ゆうしょうりゅう、英:upwelling)は、海洋の深層から表層に向かって海水が上昇する現象です。表層の海水が風や地形の影響で沖合に運ばれると、その穴を埋めるように深海の海水が湧き上がります。
湧昇する深層水は低温で、硝酸塩・リン酸塩・ケイ酸塩などの栄養塩類を豊富に含んでいます。これらの栄養塩がもたらされることで植物プランクトンが大量繁殖し、それを食べる動物プランクトン・小魚・大型魚・海鳥・海洋哺乳類へと食物連鎖が拡大します。
世界の主要な湧昇域(カリフォルニア沖、ペルー沖、西アフリカ沖など)は世界屈指の漁場となっており、イワシ・アンチョビ・マグロなどが大量に漁獲されます。一方、エルニーニョ現象が発生するとペルー沖の湧昇が弱まり、漁獲量が激減することでも知られています。
使い方・例文
「ペルー沖は湧昇流によって栄養塩が豊富なため、世界有数のアンチョビの漁場になっています。」気候変動の文脈でもエルニーニョによる湧昇の変化が注目されています。
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