雲底高度とは?
うんていこうど
雲底高度とは、雲の最も低い部分(雲の底面)が地表から何メートルの高さにあるかを示す値のことです。
雲底高度(くもぞここうど)とは、雲の下面(雲底)と地表面との間の垂直距離を指します。英語では「cloud base height」または「ceiling」(気象・航空分野)とも呼ばれます。単位はメートルまたはフィートが使われ、航空気象ではフィートが標準です。
雲底高度は大気の状態と密接に関係しています。地表付近の気温と露点温度の差が小さいほど、少し上昇するだけで気温が露点温度に達し水蒸気が凝結します。このため露点温度が高い(湿度が高い)日ほど雲底高度は低くなります。逆に乾燥した日は雲底が高くなる傾向があります。
持上げ凝結高度(LCL)という理論値を使うと、地上の気温と露点温度の差(℃)に約125をかけることで雲底高度のおおよその目安(単位:メートル)を推定できます。
航空分野では雲底高度は飛行の安全に直結する重要な情報です。雲底高度が低いと視界が妨げられ、有視界飛行方式(VFR)が困難になります。空港ごとに雲底高度の最低基準が設けられており、それを下回ると計器飛行方式(IFR)への移行や飛行禁止措置がとられます。
使い方・例文
飛行場の気象情報で「雲底300フィート」と報告された場合、雲の底面が地上約90メートルの高さにあることを示し、視界が非常に悪いことを意味するため、パイロットは着陸可否の判断を慎重に行います。
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