阿吽の呼吸とは?
あうんのこきゅう
阿吽の呼吸とは、言葉を交わさなくても互いの意図が通じ合い、ぴったりと息が合っている状態を表す日本語の慣用句です。
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)は、二人以上の人が言葉なしに互いの動きや意図を理解し、完璧に息を合わせて行動できる状態を指す表現です。長年の信頼関係や深い相互理解が根底にある場合に使われます。
「阿吽」(あうん)はサンスクリット語の「ア」と「フーン(ウン)」に由来します。「阿」は口を開いて発する最初の音、「吽」は口を閉じて発する最後の音を指し、仏教では万物の始まりと終わりを象徴します。この概念は日本の寺社建築にも取り入れられており、神社の狛犬や仁王像が「口を開けたもの(阿形)」と「口を閉じたもの(吽形)」の対で置かれるのは、この阿吽の思想を表しています。
現代語としての「阿吽の呼吸」は、特に次のような場面で使われます。
- 長年のパートナーや同僚との共同作業でスムーズな連携が取れるとき
- スポーツの試合でチームメンバーが言葉なしに連携プレーをするとき
- 漫才コンビや俳優同士が絶妙なタイミングでやりとりするとき
この言葉は日本文化における「以心伝心」の理想、すなわち言語を超えた相互理解を尊ぶ価値観を体現しており、ビジネスや芸道、スポーツなど幅広い文脈で用いられます。
使い方・例文
「長年組んできたコンビの阿吽の呼吸で、観客を笑いの渦に引き込んだ」のように、完璧な連携を称える文脈で使われます。
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