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以心伝心とは?

いしんでんしん

以心伝心とは、言葉を使わなくても互いの気持ちや考えがわかり合えることを表す四字熟語です。

以心伝心(いしんでんしん)は、「心をもって心に伝える」という意味の四字熟語です。言葉や文字などの手段を使わなくても、相手の気持ちや意図が自然と通じ合う様子を指します。

もともとは禅宗の言葉で、師匠が言葉では説明できない真理や悟りの境地を弟子の心に直接伝えることを意味していました。中国禅語「拈花微笑(ねんげみしょう)」の故事とも深く結びついており、釈迦が花を掲げたとき、弟子の迦葉(かしょう)だけが微笑みを返したという逸話が原型とされています。

日本では日常的な人間関係にも広く使われるようになり、次のような場面で用いられます。

  • 長年連れ添った夫婦が言葉がなくても気持ちを察し合う
  • 気心の知れた友人同士が目配せだけで意思疎通できる
  • チームのメンバーがうち合わせなしに阿吽の呼吸で動ける

現代ではポジティブな意味で使われることが多く、深い信頼関係や長い付き合いから生まれる「言わずもがなの理解」を表す表現として定着しています。コミュニケーション論においても、言語外の情報伝達や暗黙知の共有を語る際に引用されることがあります。

使い方・例文

「長年一緒に働いてきたので、彼とは以心伝心で、一言も言わなくても次にやるべきことが伝わる」のように使います。

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