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開環重合とは?

かいかんじゅうごう

環状構造を持つ単量体が環を開いて連結することで高分子を生成する重合反応のことです。

開環重合(かいかんじゅうごう、Ring-Opening Polymerization:ROP)とは、環状構造を持つモノマー(単量体)が環の一部を開裂させながら次々と連結し、鎖状の高分子(ポリマー)を形成する重合反応のことです。

通常の付加重合縮合重合とは異なり、環状構造に蓄えられた「環ひずみ」や「熱力学的不安定性」がモノマーの反応性を高め、重合の駆動力となります。三員環・四員環・六員環など比較的小さな環状化合物ほど環ひずみが大きく、開環重合を起こしやすい傾向があります。

開環重合の代表的な例として以下が挙げられます。

  • ポリ乳酸(PLA):ラクチド(乳酸の環状二量体)の開環重合で得られる生分解性プラスチック
  • ポリカプロラクトン:ε-カプロラクトンの開環重合で得られる生体適合性ポリマー
  • ナイロン6:ε-カプロラクタムの開環重合(アニオン重合)で得られるポリアミド
  • シリコーン(ポリシロキサン):シクロシロキサンの開環重合で製造される

開環重合には、反応の開始剤や触媒の種類によってアニオン重合・カチオン重合・配位挿入重合などの方式があります。高い分子量制御と低い副産物生成が可能なため、生分解性材料・医療用素材・精密化学の分野で広く活用されています。

使い方・例文

化学・高分子材料の授業や教材で、生分解性プラスチックの製造原理として「ラクチドの開環重合によりポリ乳酸が得られる」と説明される場面で登場します。

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