鋼索鉄道とは?
こうさくてつどう
鋼索鉄道(こうさくてつどう)とは、鋼製のケーブル(鋼索)を使って急勾配の斜面を車両が上下するケーブルカーの一種です。
鋼索鉄道は、急峻な山岳地や丘陵地を結ぶために用いられる軌道交通の一形態で、一般に「ケーブルカー」とも呼ばれます。レールの上を走る車両(客車)が地上設備のエンジンで駆動されたワイヤーロープ(鋼索)に接続されており、エンジンの巻き取り・繰り出しによって上り下りします。
多くの路線では2台の車両がループ状または1本の鋼索でつながれており、一方が上れば他方が下るカウンターバランス方式を採用しています。この方式はエネルギー効率が高く、上り車両の重力を下り車両が補助する形になります。
鋼索鉄道の特徴として以下の点が挙げられます。
- 急勾配(一般的な鉄道では困難な40〜600‰程度)の路線に対応
- 自走式でないため、車両自体に駆動装置が不要
- 安全装置(非常ブレーキ・速度制限装置)が充実
- 観光地や霊場へのアクセス手段として多く利用される
日本では高野山ケーブル・叡山ケーブルなど観光・宗教施設へのアクセス路線が有名です。国土交通省の鉄道事業法上は「鋼索鉄道」として分類・管理されており、ロープウェイ(空中索道)とは法的に区別されます。
使い方・例文
比叡山や高野山など急勾配の山岳エリアへ参拝客や観光客を運ぶ路線として鋼索鉄道が活躍しており、日本各地の山岳観光地で見ることができます。
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