鋸切りとは?
のこぎりぎり
鋸切りとは、いけばなで木本植物(枝もの)の茎や枝を切る際に、鋸(のこぎり)を使って切断する技法で、硬い枝を扱う際の基本的な処理方法です。
鋸切り(のこぎりきり)とは、いけばな(生け花)における花材の水揚げ・茎処理の技法のひとつで、硬くて太い枝ものの茎を鋸(のこぎり)で切断する方法を指します。植物の種類や茎の硬さに応じて適切な切断方法を選ぶことは、花を長持ちさせるための重要な技術です。
いけばなで使う花材の茎処理には、はさみで斜めに切る「水切り」、枝の断面を割る「割り切り」、そして鋸を用いる「鋸切り」などがあります。鋸切りは主に幹が太くてはさみでは切断困難な枝物(梅・桜・松・竹など)に用いられます。
鋸切りのメリットと注意点は以下の通りです。
- 太い枝でも確実に切断できる
- 切断面を平らにすることで水の吸い上げを促進できる
- 切り口を大きくとることで吸水面積が増える
- 鋸目が粗いと茎の組織を傷める場合があるため、細かい目の鋸を使うことが望ましい
適切な切断後は切り口を水に浸け、必要に応じてハンマーで端を砕いて吸水面積を増やす「割り」と組み合わせることもあります。花材の特性を理解した上で処理方法を選ぶことが、花を美しく長く楽しむための基本です。
使い方・例文
松や梅の太い枝を正月のいけばなに用いる際、鋸切りで切断してから水揚げする手順が華道の教本で紹介されます。花材の下処理を解説する文脈で登場します。
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