連綿とは?
れんめん
連綿とは、文字や線が途切れずつながって書かれる書道・書写の技法、またはものごとが絶えず続く様子を表す言葉です。
連綿(れんめん)には大きく二つの意味があります。一つは書道・書写における技法上の用語、もう一つは「長く絶えることなく続く」という形容的な意味です。
書道における連綿とは、複数の文字や仮名を筆を紙から離さずに一筆で書きつなげる技法のことです。文字と文字の間に細い糸のような線(連綿線・連絡線)が現れ、全体として流れるような動きのある書風が生まれます。平安時代の仮名書道(和様書道)で特に発達し、『古今和歌集』の仮名序や歌巻などに見られる王朝風の書にその典型を見ることができます。草書・行書・仮名書において多用され、書の表現に韻律とリズムをもたらします。
連綿を美しく書くためには次の要素が求められます。
- 筆の穂先のコントロール
- 筆圧の強弱をなめらかに変化させる技術
- 全体のバランスと余白の意識
- 一定のテンポと呼吸感
一般的な語義としての連綿は、「連綿と続く伝統」「連綿たる歴史」のように、物事が途絶えることなく長く継続している状態を表します。芸術・文化分野では両義が混在して使われることも多く、書の技法から転じた表現的な豊かさを言葉そのものが体現しています。
使い方・例文
書道展では仮名を連綿で書いた作品が並び、文字と文字が流れるようにつながる表現が鑑賞されます。
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