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語彙的連帯とは?

ごいてきれんだい

語彙的連帯とは、特定の語が意味的な制約によって共起しやすい語と結びつく関係のことで、言語の意味体系における語同士のつながりを指す概念です。

語彙的連帯(lexical solidarity)は、言語学者エウジェニオ・コセリウ(Eugenio Coseriu)が提唱した概念で、ある語の意味が別の語の意味素性(意味的特徴)を必要とするような、語彙間の意味的な結びつきを指します。

語彙的連帯は、語の意味が完全に自律的ではなく、他の語との意味的関係によって規定されている側面を示しています。例えば、「吠える」という動詞は犬などの動物と強く結びついており、犬以外の主語を置くと比喩的・擬人的な意味になります。「人が吠える」は文法的に可能ですが、意味的には普通でなく、連帯が崩れることで特殊な効果が生まれます。

語彙的連帯の分類として以下のものが挙げられます。

  • 選択制限:動詞が要求する主語・目的語の意味的特徴(例:「食べる」は生物を主語に取りやすい)
  • コロケーション:統計的に共起しやすい語の組み合わせ(例:「重大な」と「過失」)
  • 固定表現:慣習的に結びついた語のまとまり(例:「取り越し苦労」)

この概念は、辞書の語義記述・機械翻訳・語学教育において重要な役割を果たしています。語彙的連帯を理解することで、文法的に正しくても不自然な表現を避け、より自然な語の使い方を習得できます。

使い方・例文

「語彙的連帯の観点から見ると、「吠える」は犬などの動物と強く結びついており、人間が主語の場合は比喩的な使い方と解釈されます。」

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