語の転用とは?
ごのてんよう
語の転用とは、もともと別の品詞や意味で使われていた言葉が、新たな品詞や意味で使われるようになる言語変化のことです。
語の転用(ごのてんよう)とは、ある言葉が本来の品詞・意味とは異なる品詞や意味で使われるようになる現象のことです。言語は生きており、時代とともに語の使われ方が広がったり変化したりする自然な現象です。
転用には大きく分けて二つの方向性があります。一つは品詞の転用で、名詞が動詞として使われたり、形容詞が名詞化されたりする場合です。もう一つは意味の転用で、本来の意味とは異なる文脈で用いられ、新たな意味が定着する場合です。
具体的な例を見ると、日本語では以下のような転用が見られます。
- 「メールする」「グーグルする」(名詞→動詞)
- 「美しい」→「美しさ」(形容詞→名詞)
- 「足」(身体部位)→「テーブルの足」(物の支え)
- 「橋を渡る」→「仲介を渡す」(空間的移動→抽象的仲立ち)
転用は文化・技術・社会の変化と密接に関係しており、新しい概念を表すために既存の言葉が拡張される場合が多いです。英語でも「friend」が「フレンドする(友達申請する)」として動詞転用されるなど、世界中の言語で普遍的に見られる現象です。転用が広く定着すれば辞書に新しい語義として追加され、言語が豊かになる一端を担います。
使い方・例文
「ダウンロードする」「シェアする」のように、もともと名詞だった外来語が動詞として使われるのは語の転用の典型例です。デジタル分野ではこうした転用が特に活発に起きています。
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