触診とは?
しょくしん
触診とは、医師や医療従事者が手で患者の体に触れ、状態を確認する診察手技の一つです。
触診(しょくしん)とは、医師や医療従事者が自分の手・指を使って患者の体に直接触れ、臓器の大きさ・硬さ・形・圧痛の有無などを確認する診察手技です。視診(目で見る)、打診(たたいて音を確認する)、聴診(聴診器で音を聞く)とあわせて、身体診察(フィジカルアセスメント)の四つの基本手技の一つに数えられます。
触診は部位によってさまざまな方法で行われます。
- 腹部触診:肝臓・脾臓・腎臓の腫大、圧痛・反跳痛の有無を確認する
- リンパ節触診:頸部・腋窩・鼠径部などのリンパ節の腫れや硬さを調べる
- 甲状腺触診:甲状腺の大きさや硬さ、結節の有無を確認する
- 乳房触診:しこり(腫瘤)の有無や性状を確認する
触診により、たとえば腹膜炎のサインである筋性防御(腹壁の緊張)やブルンベルグ徴候(反跳痛)を検出するなど、重要な臨床情報を得ることができます。
画像診断(エコー・CTなど)が発達した現代においても、触診は患者と医療者の信頼関係を築き、機器なしで行えるシンプルかつ直接的な診察として引き続き重視されています。
使い方・例文
「医師が腹部を触診したところ、右下腹部に強い圧痛が認められた」「甲状腺の触診でしこりが発見され、超音波検査に進んだ」といった形で使われます。
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