本文へスキップ

角膜移植とは?

かくまくいしょく

角膜移植とは、病気や外傷で透明性を失った角膜をドナーの健康な角膜と置き換える手術で、視力回復を目的として行われる眼科治療です。

角膜移植(かくまくいしょく)とは、眼球の最前面にある透明な組織「角膜」が、病気・外傷・感染症・変性などによって濁りや変形を来した場合に、亡くなったドナーから提供された健康な角膜と交換することで視力の回復を図る外科的治療法です。

角膜は血管を持たない特殊な組織であるため、移植後の拒絶反応が他の臓器移植に比べて少ないとされており、臓器移植の中でも比較的成功率が高い手術として知られています。また、移植後の免疫抑制剤の使用も、他の臓器に比べて局所点眼薬での対応が中心となることが多いです。

角膜移植には主に以下のような種類があります。

  • 全層角膜移植(PK):角膜全体を置き換える従来からの術式
  • 表層角膜移植(DALK):上皮・実質層のみを交換し内皮を温存する術式
  • 角膜内皮移植(DSAEK・DMEK):内皮層のみを選択的に交換する低侵襲な術式

手術の対象となる主な疾患には、円錐角膜・水疱性角膜症・角膜ジストロフィ・角膜炎後の混濁などがあります。日本ではアイバンク(眼球提供機関)を通じてドナー角膜が提供されており、ドナー数の不足が長年の課題となっています。術後は数ヶ月にわたる経過観察と点眼治療が必要となります。

使い方・例文

円錐角膜が進行して視力矯正が困難になった患者や、角膜炎後に視力を失った患者が「アイバンクに登録してドナーを待つ」という形で角膜移植を検討する場面でよく登場する治療法です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語