角膜ジストロフィーとは?
かくまくじすとろふぃー
遺伝子異常により角膜に変性・混濁が生じる遺伝性疾患の総称で、徐々に視力低下を引き起こします。
角膜ジストロフィーとは、遺伝的な要因によって角膜の各層に異常物質が蓄積したり、組織が変性したりすることで、角膜の透明性が失われていく疾患の総称です。外傷・炎症・感染症とは無関係に発症し、多くは両眼性です。
角膜は表面から上皮層・ボーマン層・実質層・デスメ膜・内皮層という5層構造をもちます。角膜ジストロフィーはどの層に変性が起きるかによって分類されます。
- 上皮系:ライス・ビュークラー角膜ジストロフィーなど
- 実質系:格子状・顆粒状・斑状角膜ジストロフィーなど
- 内皮系:フックス角膜内皮ジストロフィーなど(中高年女性に多く、角膜浮腫を来しやすい)
症状は型によって異なりますが、徐々に進行するかすみ目・羞明・視力低下が共通してみられます。幼少期から症状が出るものもあれば、中年以降に発症するものもあります。
治療は症状に応じて行われ、軽度では点眼薬による症状緩和が中心です。混濁が高度になった場合は角膜移植(全層または部分層)が選択されます。遺伝性であるため、家族歴がある方は定期的な眼科検査が推奨されます。
使い方・例文
「親も同じように若い頃から目がかすむ」という家族歴がある場合、角膜ジストロフィーを疑ってスリットランプ検査が行われることがあります。
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