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蘭奢待とは?

らんじゃたい

蘭奢待とは、東大寺正倉院に収蔵された天下第一の名香とされる沈香の塊で、歴代の権力者が切り取りを所望したことで名高い宝物です。

蘭奢待(らんじゃたい)は、奈良・東大寺の正倉院に収蔵されている巨大な沈香(じんこう)の木であり、日本最高の名香として知られています。正式名称は「黄熟香(おうじゅくこう)」といい、「蘭奢待」という雅称はその文字の中に「東・大・寺」の三文字が隠されていることでも有名です。

蘭奢待は聖武天皇の御物として奈良時代から正倉院に保管されてきました。長さ約156センチ、重さ約11.6キログラムにも及ぶ大きさで、その香木としての希少性と格調の高さから「天下第一の名香」と称されてきました。

蘭奢待の歴史的な注目点のひとつは、権力の象徴としての切り取りです。以下の人物が天皇の勅許を得て切り取りを行ったことが記録されています。

  • 足利義政(室町幕府8代将軍)
  • 織田信長(戦国時代の覇者)
  • 明治天皇

これらの切り取り跡は今も蘭奢待の木に残っており、権力者の証として語り継がれています。現在も正倉院宝物として厳重に保管されており、正倉院展などで公開されることがあります。

使い方・例文

日本史の授業や歴史小説で「織田信長が蘭奢待の一部を切り取った」という形で登場し、天下人の権威を示すエピソードとして知られています。

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