自動車運搬船とは?
じどうしゃうんぱんせん
自動車運搬船とは、完成した自動車を大量に積み込んで輸送するために設計された専用貨物船で、複数の甲板をもつ多層式構造により一度に数千台規模の車両を運べる船です。
自動車運搬船(じどうしゃうんぱんせん)は、工場で生産された完成車を輸出入するための専用貨物船です。英語ではPCC(Pure Car Carrier)またはPCTC(Pure Car and Truck Carrier)と呼ばれます。PCTCはトラックや建設機械など大型車両にも対応した上位区分です。
船の内部は複数層の甲板(デッキ)に分かれており、車両はランプウェイ(スロープ状の通路)を自走して搬入・搬出されます。この方式をロールオン・ロールオフ(RoRo)と呼び、クレーンを使わず効率的に大量の車両を積み降ろしできます。1隻あたりの積載台数は大型船で6,000〜8,000台以上に達するものもあります。
自動車運搬船の主な特徴は以下のとおりです。
- 外観が特徴的な白い「箱型」船体(内部スペースを最大化するため)
- 車両の滑り止めと固縛による積み付け管理が徹底されている
- 換気設備が充実しており、車両からのガス漏れや火災リスクに対応
- 海上荒天時の車両損傷防止が運航上の重要課題
日本は世界有数の自動車輸出国であり、主要港から北米・欧州・中東・アジアへ多数の自動車運搬船が就航しています。商船三井や日本郵船などが大規模な船隊を保有し、グローバルな新車物流を支えています。
使い方・例文
豊田市近郊の名古屋港や川崎港などから、自動車運搬船が毎週のように出港し、海外の販売店へ届く新車を輸送しています。
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