本文へスキップ

海底ケーブル敷設船とは?

かいていけーぶるふせつせん

海底に光ファイバーや通信ケーブルを敷設・修理するために特化した専用船で、国際通信インフラを支える重要な存在です。

海底ケーブル敷設船(Cable Lay Vessel)は、海底に通信ケーブルや電力ケーブルを敷設・埋設・修理するために設計された特殊船舶です。現代の国際インターネット通信の約95%以上は海底光ファイバーケーブルによって中継されており、これらを設置・維持するために不可欠な存在です。

敷設船の主な特徴設備には以下のものがあります。

  • 大型ケーブルタンク:船内に円形の大型タンクを備え、数千キロメートルに及ぶケーブルをコイル状に格納する。
  • ダイナミックポジショニングシステム:GPS・スラスターを組み合わせて潮流・波浪の中でも精密な位置保持を行う。
  • ケーブルエンジン(リニアエンジン):ケーブルを一定テンションで送り出す装置。
  • ROV(遠隔操作無人機):深海でのケーブル埋設・修理作業に使用。

浅海域では海底にトレンチを掘ってケーブルを埋設し、漁業や船のアンカーによる損傷を防ぎます。深海域ではケーブルを海底面に直接敷設します。修理時は断線箇所を特定してケーブルを引き上げ、接続後に再敷設する複雑な作業が伴います。世界に数十隻程度しか存在せず、ALCSなど専門企業が運営しています。

使い方・例文

例えば日米間の海底ケーブルが地震で断線した際、海底ケーブル敷設船が現場へ急行し、断線部分を引き上げて新たなケーブルと接続する修理作業を行います。こうした船舶の活動が国際通信の安定を陰で支えています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語