海底ケーブルとは?
かいていけーぶる
海底ケーブルとは、海底に敷設された通信用のケーブルで、大陸間・島嶼間のインターネットや電話トラフィックの大部分を担う通信インフラのことです。
海底ケーブル(かいていケーブル)は、海の底に布設された光ファイバーケーブルを中心とした長距離通信インフラです。現在、国際インターネットトラフィックの95〜99%は海底ケーブルを経由して伝送されており、衛星通信よりも低遅延・大容量であることから世界の情報通信を支える根幹となっています。
歴史的には19世紀半ばに電信用の銅線ケーブルが大西洋を横断したのが始まりで、1990年代以降は光ファイバー化が急速に進みました。現在の主流は1本のケーブルに複数のファイバーペアを束ねた構造で、波長分割多重(WDM)技術を組み合わせることで1本のケーブルで毎秒数百テラビット規模の伝送容量を実現するシステムも登場しています。
海底ケーブルをめぐる主な特徴と課題は次のとおりです。
- 深海部では外皮のみだが、沿岸部はアンカー投錨や漁業活動による損傷対策として鎧装化される
- 海中継器(リピーター)を数十〜数百km間隔で設置し信号を増幅する
- 地震・海底土砂崩れ・船錨による切断が主な障害原因
- 修復には専用の海底ケーブル敷設・修理船が必要で、復旧に数週間かかることもある
地政学的観点からも重要なインフラとして各国が注目しており、敷設ルートや運営権をめぐる国際的な競争も活発化しています。
使い方・例文
日本とアメリカを結ぶ太平洋横断海底ケーブルがあるため、日本からアメリカのウェブサイトにアクセスする際も数十ミリ秒という低遅延でデータが届きます。
この用語をシェア
最終更新: