衛星通信とは?
えいせいつうしん
地球の軌道上に打ち上げた人工衛星を中継局として利用し、遠距離間での通信を行う技術です。
衛星通信とは、地球を周回する人工衛星を経由して、地上の送受信局間で電波による通信を行う技術です。地上の基地局だけでは届きにくい離島・山間部・海上・航空機内など、世界中のあらゆる場所への通信を可能にします。
衛星通信に使われる人工衛星は、軌道の高さによって主に三種類に分類されます。
- 静止軌道衛星(GEO):地上約3万6000kmの軌道に位置し、地球の自転と同じ速度で周回するため、地上からは常に同じ位置に見えます。テレビ放送や気象衛星として広く使われますが、遅延(レイテンシ)が大きいという特性があります。
- 中軌道衛星(MEO):GPSなどの測位衛星に使用されます。
- 低軌道衛星(LEO):高度が低いため遅延が小さく、近年SpaceXの「Starlink」などの大規模なコンステレーション(衛星群)が注目を集めています。
衛星通信の主な用途は、テレビ・ラジオ放送、インターネット接続、航空・海上通信、緊急・防災通信、軍事通信など多岐にわたります。地上インフラが整備されていない地域でも高速通信を実現できるため、デジタルデバイドの解消に向けた技術としても期待されています。
使い方・例文
災害発生時に地上の通信インフラが破壊された場合でも、衛星通信を使った端末を使えばインターネットや音声通話が利用できるため、緊急時の情報伝達手段として活用されます。
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