電信とは?
でんしん
電信とは、電気信号を用いて文字や符号を遠距離に伝達する通信技術で、19世紀に普及した最初の電気通信手段です。
電信とは、電気信号のオン・オフや長短のパターンを使って文字・情報を遠距離に伝える通信技術のことです。人類史上初めて電気を活用した通信手段として、19世紀に世界規模で普及し、近代的な情報通信の出発点となりました。
1837年ごろ、アメリカのサミュエル・モースが実用的な電信機と「モールス符号」を考案しました。モールス符号は点(短音)と線(長音)の組み合わせで文字を表すもので、訓練を受けたオペレーターが手動でキーを叩き、受信側が紙テープや音で解読する仕組みです。1844年にはワシントンとボルチモア間で世界初の実用電信が成功し、その後急速に普及しました。
電信が社会に与えた影響には次のようなものがあります。
- 株式市場や商品相場での価格情報のリアルタイム伝達
- 鉄道運行の指令・事故情報の即時共有
- 戦争における軍事命令の高速伝達
- 大陸横断・海底ケーブルによる国際通信の実現
日本には明治時代初期に電信技術が導入され、国内の通信インフラ整備に貢献しました。20世紀に入ると電話・無線通信・テレックスへと主役が移行し、電信自体は衰退しましたが、現代のデジタル通信の原理的な先駆けとして通信史に重要な位置を占めています。
使い方・例文
「明治時代の重要な政府命令は電信によって全国に伝えられた」のように、近代通信史や歴史の文脈で登場します。
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