臍帯血移植とは?
さいたいけついしょく
臍帯血移植とは、出産時に採取した赤ちゃんのへその緒(臍帯)に含まれる血液の幹細胞を用いて行う造血幹細胞移植のことです。
臍帯血移植(さいたいけついしょく)とは、赤ちゃんが生まれた際にへその緒(臍帯)や胎盤に残る血液(臍帯血)から採取した造血幹細胞を用いて行う移植治療です。白血病や再生不良性貧血などの血液疾患・造血器腫瘍の治療として骨髄移植・末梢血幹細胞移植とともに重要な選択肢となっています。
臍帯血には骨髄に匹敵する豊富な造血幹細胞が含まれており、これを移植することでレシピエント(患者)の造血機能を再建します。採取は出産後に行われるため、ドナーへの身体的負担がなく、あらかじめ凍結保存しておいた血液を必要なときに使用できる点が骨髄移植と異なる大きな利点です。
臍帯血移植の主な特徴は以下の通りです。
- HLA(白血球型)の適合条件が骨髄移植よりやや緩やかで、ドナーが見つかりやすい
- 凍結保存により緊急時でも比較的迅速に提供できる
- 移植片対宿主病(GVHD)の発症リスクが比較的低い
- 含まれる細胞数が少ないため成人への適用では生着に時間がかかる場合がある
日本では公的臍帯血バンクが整備されており、提供を希望する家庭からの臍帯血が登録・保管されています。近年は臍帯血の細胞を体外で増幅する技術の研究も進んでおり、成人患者への適用拡大が期待されています。
使い方・例文
白血病と診断された患者で適合する骨髄ドナーが見つからない場合に、公的臍帯血バンクから提供された臍帯血を用いて臍帯血移植が行われることがあります。
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