植治とは?
うえじ
植治とは、京都の老舗造園家の屋号で、小川治兵衞(おがわじへえ)を名乗る庭師の家系が手がける日本庭園の流派です。
「植治(うえじ)」は、京都に本拠を置く造園家の屋号で、代々「小川治兵衞」を襲名する庭師の家系によって受け継がれています。江戸時代中期に創業し、京都の有名な庭園を数多く手がけてきた名門です。
中でも特に名高いのは、明治〜大正時代に活躍した七代目・小川治兵衞(1860〜1933年)です。七代目は琵琶湖疏水の水を巧みに利用した「水の庭」の手法を確立し、近代日本庭園の先駆者として高く評価されています。その代表作には以下のものがあります。
- 無鄰菴(むりんあん)庭園:山縣有朋の別荘庭園(京都市左京区)
- 平安神宮神苑:広大な池泉回遊式庭園
- 円山公園:京都市民の憩いの公園庭園
- 清風荘・対龍山荘など数多くの財界人・公家の邸宅庭園
植治の庭は、流れる水を随所に取り込み、自然の景観を凝縮して表現する手法が特徴です。現在も家系は続いており、伝統を守りながら現代の庭造りを担っています。
使い方・例文
京都観光で無鄰菴や平安神宮神苑を訪れた際に、「植治が手がけた庭」として解説されることがあります。
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