膜翅目とは?
まくしもく
膜翅目とは、ハチやアリを中心とする昆虫の目(もく)で、透明な膜状の翅を持つことからその名が付けられました。
膜翅目(まくしもく、Hymenoptera)は、昆虫綱に属する大きな分類群のひとつで、ハチ類・アリ類・ハバチ類などを含みます。名称は「膜状の翅(はね)」を意味するギリシャ語に由来し、前翅と後翅がともに薄く透明な膜状であることが最大の特徴です。
系統的には完全変態を行うグループに属し、卵・幼虫・蛹・成虫の4段階を経て成長します。種数は非常に多く、地球上の昆虫の中でも最大規模の目のひとつとされています。大きくハバチ亜目(植食性が多い原始的なグループ)とハチ亜目(細腰亜目)(アリ・スズメバチ・ミツバチなど)に分けられます。
膜翅目の多くは社会性を発達させており、女王・働き蜂・兵アリのような分業体制をとるものが知られています。また、花粉を媒介するミツバチは農業や生態系において極めて重要な役割を担っています。一方、寄生蜂の仲間は他の昆虫に卵を産み付ける寄生生活を営み、害虫の天敵として生物的防除にも活用されます。
膜翅目は昆虫進化研究においても重要な位置を占め、社会行動・コミュニケーション・巣の構造などが幅広く研究されています。
使い方・例文
ミツバチが花から花へ花粉を運ぶ場面や、アリが列を作って食物を運ぶ場面は、膜翅目の社会性昆虫の典型例としてよく紹介されます。
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